謎解き2017年エコノミスト表紙

2017年エコノミスト誌の表紙
2017年頭のエコノミスト誌の表紙を覚えておられるだろうか。年頭のエコノミスト誌の表紙はその年に起こる事件を予告するとして、その謎解きが評論家たちを悩ませるのが恒例だ。
今年は八枚のタロットカードをモチーフとしていたが、2017年も五カ月が過ぎたところで一部で謎が解けてきたのではないだろうか。
そこで、遅ればせながら数枚のタロットカードの意味について自分なりの分析を示しておきたい。なお、表紙にトランプ・プラネットとあり、どのカードもトランプと何かしらの関係があると思われる。
1、The Tower(塔)
ロシアの最高裁判所でエホバの証人の活動を禁止する命令が出された(記 事)。左は旧ソ連の旗で、右の十字架はロシア正教を意味し、ロシアでの禁令に一致する。エホバの証人はキリスト教系の宗教団体で、Watch Tower(ものみの塔)と呼ばれる雑誌を発行している。ちなみに、ニューヨークの同教団ビルはトランプの娘婿クシュナーの不動産会社へ売却が決まった。
2、Judgment(審判)
トランプ大統領のリーダーシップにより、シリア攻撃や北朝鮮問題に決定が下されてきた。2017年の後半も、トランプの決定と審判は世界情勢に大きな影響を与えるだろう。
3、The World(世界)
トランプはフリーメーソンを象徴するピラミッド、米連邦議会、ホワイトハウスを通じて世界の支配を握る。彼らは印刷物や学問、絵画などの芸術、仮面であらわされる演劇や映画を通じて世論を形成する。特に印刷物と芸術は時代を超えて影響力を及ぼすということだろうか。
4、The Hermit(隠者)
TPP反対やEU反対などの反グローバリズムの動きは、誰か影の隠者により動かされている。もちろん、トランプのTPP脱退も陰にいる誰かによる指図によるものだ。
5、Death(死)
昇る太陽は日本を意味し、「フ」の「ホ」の影響で病気が蔓延し死者が増加することを意味する。「放知技」の書き込みによれば、葬儀屋さんの仕事が忙しすぎて手が回らないほどだそうである(記 事)。
6、The Magician(魔術師)
ヴァーチャル・リアリティと3Dプリンタの進歩で住居まで作られるようになる。実際に建築用3Dプリンタを使用してロシアでは24時間で住居が制作されたという(記 事)。仮想現実にはVRゴーグルのみならず、仮想通貨の流通拡大も含まれるだろう。
7、Wheel of Fortune(運命の輪)
仏のマリーヌ・ルペン、独のメルケル、オランダのウィルダースの選挙結果により、EU各国の運命が左右されるという意味。オランダの選挙では、EU離脱を主張するウィルダース氏が政権を握ることはなかった。フランスの大統領選は5月7日、ドイツの総選挙は9月に予定されており結果が注目される。
8、The Star(星)
星となった子供たちは、何らかの事件で亡くなった子供たちを意味するのではないか。シリア攻撃を引き起こしたサリンで死んだとされる子供たち、あるいはピザゲートなどの幼児虐待事件を意味するのかもしれない。
野崎晃市(42)