植草事件を風化させてはならない 神州の泉 H.25/08/11

植草事件を風化させてはならない
神州の泉 2013年8月11日 (日)
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日本人の最大の欠陥は、重要なできごとをすぐに忘れてしまうことである。
例えば郵政民営化や植草事件である。
日本人はわずか10年も経たないうちに、これらの重要な“事件”を忘却のカテゴリーに含めてしまっている。
小泉・竹中構造改革の目玉と言われた郵政民営化は、国内政治の必要性から起きた政治事象ではない。
この民営化はグローバル資本が企んだ、国家の命運を左右する“大事件”ととらえて間違いない。
植草事件も郵政民営化も国内で発生した辺境の事件ではなく、国際金融資本が動因となって“起きた”、彼らによる対日戦略の一環なのである。
今回は植草事に焦点を当てる。
2004年と2006年に、経済学者、植草一秀氏の国策捜査事件が発生した。
これについては、すでに過ぎ去ったできごとにカテゴライズされている気配を感じる。
だが、この事件は、決して風化させてはならない重要な背景を持っている。
現在の日本が置かれている状況を考えるにあたっても、植草事件は重大な意味を持つ象徴的な謀略事件として、これを考え続けることが大事なのである。