円安と国債暴落が招く金融崩壊

日銀の負債がスイス中央銀行SNBを超える
世界三大バブルと言われている、中国の不動産、米国株式市場、日本国債が同時に崩壊する兆候を見せている。
海外投資家による日本国債の投げ売りと、日本銀行による無制限の国債買い取りは、さらなる円安を招いている。
すでに、日本銀行の国債保有率は50%近くに達し、金額で対GDP137%とスイス中央銀行SNBを超えて世界一となった。
このことは、日本国民一人当たりで1000万円を超える負債を意味し、もはや償還できる限界を突破しつつある。
これまでは、貿易黒字と日本の技術力や高い労働生産性が日本円を支えていたが、今やこれらの優位も消滅した。
日銀が国債を発行して、大量に円を印刷して買い取るというオペを続けていると、円はますます希釈化する。
2024年予定の、渋沢栄一の顔が印刷された新札発行は、金融崩壊によるデノミと預金封鎖を伴うことになるかもしれない。
野崎晃市(47)