青森六ヶ所村も大地震の危険
核燃料再処理工場のある六ヶ所村で「想定される地震はマグニチュード8クラス」!?
北海道では地震の影響を受けて全域が停電したため、泊原発が核燃料の冷却用電源喪失に陥ったことが明らかになった。
一部では、もし泊原発が稼働していたら停電を防げたはずだとの意見があるが、これは全くナンセンスな議論である。
もし、泊原発の近くが震源となり震度6以上の地震に襲われていたら、泊原発は大事故を起こす可能性があるからだ。
泊原発の地震に対する脆弱性も十分に危険だが、それ以上に危険なのは、青森県六ケ所村の核再処理施設である。
東洋大学の地震研究者渡辺満久氏は、六ケ所村の付近で震度八以上の大地震が発生する危険性について警告している。
六ケ所村の付近には東北でも最大級の断層が存在し、再処理工場は断層のほぼ真上に位置しているからである。
保有するプルトニウムの削減やMOX燃料再処理断念などの動きに併せて、六ケ所村核再処理施設は速やかに閉鎖すべきである。
野崎晃市(44)