アウンサン・スー・チー裁判に出廷

裁判に出廷したアウンサン・スー・チー
5月24日、ミャンマーの裁判所で開かれた法廷に、アウンサン・スー・チーが出廷し、逮捕後初めて変わり果てた姿を見せた。
アウンサン・スー・チーは、『国家機密法』など6つの罪状で起訴されており、罪状が成立すると15年の禁固刑に処される。
彼女は出廷に当たって、弁護士との会見を30分ほど許されたが、弁護士との会見にもっと多くの時間を与えるよう要求した。
ところが、彼女と共に起訴されたネピドー市長の弁護士が軍政府に逮捕され、軍が弁護士を厳格に管理していることを示した。
アウンサン・スー・チーが率いる政党も、軍により解散が命じられたが、スー・チーは「民衆がいる限り存続する」と述べた。
しかし、ミャンマー軍は、国内外からの批判を浴びながらも、断固としてアウンサン・スー・チーの政治生命を断つことにしたようだ。
野崎晃市(46)