中国とイスラエルで旧人類の化石発見

中国とイスラエルで、ネアンデルタール人と現代人をつなぐ、新たな種類の旧人類の頭蓋骨が発見され、話題となっている。
中国で発見されたのは、黒竜江省の「龍人」と呼ばれる、保存状態の良い頭蓋骨化石で、中国人の祖先の一つと推測される。
この化石は1933年に農夫により発見されたが、戦時中だったため井戸の中に隠され、2018年に農夫の遺言を元に再発見された。
中国とイギリスの学者の発表によると、およそ14万年前の新たな旧人類の化石で、直立歩行で脳容積が現代人に近いという。
また、イスラエルでもネアンデルタール人に近い、新たな旧人類の化石が見つかっており、こちらもおよそ14万年前の化石だ。
ほぼ同時期に、旧人類の化石発見のニュースが相次いで発信され、中国と中東が最古の文明発祥地の名を競っている様相だ。
野崎晃市(46)