岸田首相祖父が大連に開いた百貨店

岸田首相祖父創業「幾久屋百貨店」の現在の姿
1933年、岸田首相の祖父である岸田正記が大連に建てた百貨店は、「新天百」と名前を変えて今でも営業中である。
戦前、大連に土地を買った曾祖父岸田幾太郎にちなんで「幾久屋百貨店」と呼ばれたが、戦後接収され中国人経営となった。
最近、大連市内に行き写真を撮影してきたのだが、大連駅前から伸びる歩行者天国の商店街である天津街に位置している。
今は歩行者天国通りの向かいのビルと空中歩道で連結されて、かなり大きな百貨店の店舗ビルの一部となって存続している。
大連郊外に新たに造成された小京都街は反対の声高く閉鎖されたが、戦前からの日本風建築は今も使われているものが多い。
野崎晃市(47)