日本語の起源は中国東北部

日本語・朝鮮語・蒙古語のルーツ
『ネイチャー』誌に、日本語・韓国語・蒙古語の起源は、中国東北部の西遼河の農耕民族であるとの論文が出た。
論文は、ドイツのマックス・プランク研究所や日本・朝鮮・中国の学者が参加した、国際研究プロジェクトの成果だ。
この研究は、言語学だけではなく考古学や遺伝子による分析などの成果も取り入れられた、学際的な研究である。
この論文の結論は、日本文化の起源の一つが、現在の遼寧省朝陽市のあたりとする、飯山氏の見解と一致している。
朝陽市付近には、約3000年前に殷の遺民である箕子が移住し、朝鮮や日本にも殷の青銅器技術を伝えたと思われる。
さらに、このあたりは三国時代に烏恒鮮卑が都に定め、遼東半島を支配した公孫家と領土を争った場所でもある。
飯山一郎氏は、卑弥呼は公孫家の出身で、倭人伝が『魏志・烏丸鮮卑東夷伝』にあるのはそのためと言っていた。
野崎晃市(47)