お神輿はエジプト起源
日本を訪れて、祭りでお神輿を見たユダヤ人が、旧約聖書の契約の箱にそっくりだと感嘆したという話がある。
さらに、京都の祇園祭の山鉾には、旧約聖書をモチーフとした絵柄が書かれており、両者の類似点は多くある。
ところが、この旧約聖書の契約の箱もモーセの創作ではなく、古代エジプトの祭りで使われた神輿のパクリなのだ。
11月26日に、エジプトでルクソール神殿からカルナック神殿へ、神輿を担いで移動するパレードが再現された。
再現されたものは、船に神輿が乗った形をしており、ナイル川の氾濫が治まるように祈る意味があったらしい。
旧約聖書でも、祭司たちが契約の箱を担いで運ぶと、紅海の水が干上がって道ができ、ヨルダン川の水が引いた。
古代エジプトの神輿にも肩で担ぐタイプがあり、モーセはエジプトで行われていた祭りからヒントを得たのだ。
さて、コロナで観光客が少ないこの時期に、なぜ大パレードをするのか不明だが、裏に儀式的意味がありそうだ。
野崎晃市(47)