スリランカでクーデター発生

暴徒に占拠されたスリランカ大統領府
スリランカで、物価高騰に抗議する民衆が暴徒化し、大統領府を襲撃したため、ラジャパクサ大統領は国外へ逃亡した。
コロナにより観光産業が壊滅し、石油や食料が高騰し、経済が破綻してデフォルトに陥ったため、民衆の不満が爆発した。
しかも、ラジャパクサ大統領はロシア制裁に同調せず、ロシアから石油を購入しようとしたため、米国からも見放された。
中国は「一帯一路」の海上ルート拠点として、スリランカの港を租借しており、これも米国にとって目の上のたんこぶだ。
スリランカでのクーデターは、中露に近づく現政権を倒すための、米国によって仕組まれた「カラー革命」かもしれない。
野崎晃市(47)