ジャック・マーが中国へ戻る

中国に帰国したジャック・マー
当局の金融政策を批判してにらまれ、しばらく海外をあちこち放浪していた、アリババのジャック・マーが中国に戻った。
今回の全人代で李克強に代わって新たに首相となった李強の呼びかけで、中国政府との和解が達成されたらしい。
中国の最高裁判所までもが声明を発表し、今後はなるべく民間企業の経営者は逮捕しない方針を発表した。
コロナ後の経済回復と資本誘致を目指す中国にとって、ジャック・マーの海外逃亡は頭の痛い問題となっていた。
同時に、アリババは六つの会社に再編成され、一時凍結されていた金融部門の株式市場上場も再検討される。
また、中国政府が導入を急ぐデジタル人民元は普及が進まないため、アリババの決済システムを参考にしたいようだ。
ジャック・マー帰国と同時に、イーロン・マスクの母親や、アップルCEOクックらが訪中し、工場誘致を口説かれている。
野崎晃市(48)