首相 「TPP公約明記」 民主慎重派の反発必至 東京新聞 Tokyo Web H.24/11/10

首相 「TPP公約明記」 民主慎重派の反発必至
東京新聞 Tokyo Web 2012年11月10日 夕刊
野田佳彦首相(民主党代表)は十日午前、環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加について、次期衆院選の民主党マニフェストに明記する考えを示した。党内のTPP慎重派が反発するのは必至だ。
首相は「政府・与党はTPPも日中韓自由貿易協定(FTA)も同時に追求するという姿勢だから、それは多分、マニフェストに書くことになる」と述べた。視察先の福岡市内で記者団の質問に答えた。
TPP交渉参加表明の時期や場所については「特定の時期に特定の表明をする方針を固めているということはない。交渉参加に向けて協議をしているのが今の状況だ」と説明。TPPを次期衆院選の争点にするかどうかについては「どこの党がどういう考え方をするのか分からない。対立軸になっているのか分からないが、われわれの考え方は国民の皆さんに示す必要がある」と強調した。
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