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プーチンの「アジア観」、とりわけ「シベリア観」と「北方領土観」。彼の考え方は、日本の運命に大きく関わってくる。本稿は、眼光紙背、熟読したい。(飯山一郎)

ジャーナリスト石郷岡氏:私はプーチンと同様、米国の落日を見ている

私(飯山一郎)は、「内在的観察」という視点を重要視している。観察し批評する相手が「何を考えているか?」 コレを先ず観察して対処する手法である。
ジャーナリスト石郷岡氏は、その内在的観察の手法を使って相手(プーチン)を観察している。プーチンを内在的に理解しようとしている。この意味でも本稿は非常に重要である。
プーチンの「アジア観」、とりわけ「シベリア観」と「北方領土観」は日本の運命に大きく関わってくるからである。以下、眼光紙背、熟読したい。(飯山一郎)

『ロシアの声』 2013/11/12


ジャーナリスト石郷岡氏:私はプーチンと同様、米国の落日を見ている



   ウラジーミル・プーチン大統領が今日(12日)、ベトナムに入った。その後は韓国に向かう。アジア太平洋地域を重視するプーチン大統領の外交戦略のあり方がここにも示されている。「アジアにシフトチェンジするロシア」―この現象には国外専門家の関心も高い。今年4月、日本で『ウラジーミル・プーチン』と題する図書が発刊された。著者の石郷岡建氏は今回、VORアンドレイ・イワノフのインタビューに応じ、自身の分析を披露してくれた。


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石郷岡氏は自著の中で、プーチン大統領の推進する、アジアにおけるロシアの立場の強化に関する政策を分析することに、大きな注意を払っている。しかし、振り返ってみれば、1990年代後半、当時のエリツィン大統領も、中国との戦略パートナーシップ関係の推進を始め、「アジアに顔を向け変える必要性」ということを口にしていた。石郷岡氏に向けた最初の質問は、エリツィンの対アジア政策とプーチンの対アジア政策の相違点についてであった。

   - 難しい問題ですが、エリツィンが本当に「対アジア政策を根本的に変えなければいけない」と考えていたかどうかは疑問だと思います。エリツィンがアジアに対して、特に日本に対して親近感を持っていたことは間違いないと思いますが、それがロシアの根本的な政策であるかどうかについては、それほど深く考えていなかったのではないかと思います。欧州と付き合うよりアジアと付き合う方が気分的に楽だったというくらいのことではないかと思います。さらに、エリツィン当時の中国は、それほど巨大な国家ではなかった。巨大な国家になるという感じもまだなかった。

プーチンに関しては、多分もうプーチンは、エリツィン政権下の大統領府に勤めている間のどこかで、中国がすごい勢いで発展するということを、見つけたか、確認した。で、彼が大統領になったときに、中国とどのような付き合い方をするかということについては、彼の政策のかなり大きな部分を占めていたと思います。なぜならば、プーチンが大統領になって最初に行った国は中国であったからです。

―石郷岡さんはロシアをしばしば訪れておられ、ロシアのエリートの傾向についてよく知っておられます。ロシアのエリートはアジアとの関係を発展させていこうとするプーチンの政策をどう受け止めているとご覧になりますか。

   - 原則的にはプーチン大統領の政策に反対することは出来ないわけで、特に官僚や側近の人たちは反対ということは言わないと思いますが、私の感じでは、プーチンの考えにほとんど100%賛同してプーチンの政策を支持しているという人は、非常に少ない。プーチンの考え方の中には、中国が好きとかアジアが好きとか言うことではなくて、「極東地域と中国の間の発展の格差をどう縮めるかということは、ロシア国家にとって大きな問題である」という問題意識があります。しかしヨーロッパ地域(の専門家たち)はそれほど中国について関心をもってこなかったし、いまもそれほど関心をもっていないというふうに感じます。ただ最近になって、やはり中国はひょっとしたら超大国になっていくのではないかという、ある意味での「中国の脅威」という問題について考え始めた人たちがいます。その人たちのほとんどは、なぜか、親米派リベラルです。(一方、)プーチンを支えている、いわゆるユーラシア主義的な保守主義者たちは、それほど中国の脅威について考えていないし、それに賛同していないように思えます。つまり、ある意味では「ねじれ」の現象が起きているように思います。

―ロシアは資源と燃料エネルギーのほかにどのような分野でアジア諸国との協力を発展させていけるでしょうか。

   - まず大きな話からいくと、資源、つまり石油・ガスに依存した経済を続けるか続けないかという話があります。たしかに、豪州のように、石油資源を売ることで国家を経営していくことも可能だと思います。しかし、石油資源があることによって国家が発展しないという面もある。つまり、あまり皆が一生懸命働かないし、あまり努力もしないで、流されてしまうというようなことがあるわけです。

父親のブラジーミルは、レニングラード守備部隊に参加し、ドイツ軍占領地域で攪乱作戦を展開する特別大隊に所属した。スパイ諜報作戦ともいえる仕事で、KGB (国家保安委員会)の前身の内務人民委員部 (NKVD) の指揮下で動いていた。エストニアでの作戦では、ドイツ軍の弾薬庫の爆発に成功するが、・・・
石郷岡建氏の本から

このことを一般的に、私も賛成しますが、「石油の呪い」といいますよね。呪いというのは、それがあることは良いことのように見えるけど、後から見るとそれはあまり良くないという意味です。ですが、「石油の呪い」以外にも、ロシアが昔から抱えている呪いがあるんです。2番目の呪いは「シベリアの呪い」です。シベリア・極東があるのは良いことなのか、と。シベリア・極東は必要かどうか、と。もしシベリア・極東を離して、欧州部だけのロシアという、ある意味ではどこにでもあるような普通の国になるとすれば、ロシアは結構豊かな国になると思うんですが、そのシベリアと石油というものを抱え込んで大国になろうとすると、これはかなり大変な問題になります。あと2つ呪いがあります。まず「社会主義の呪い」です。それがいまだに残っている。最後、4つめの呪いは「帝国の呪い」。ロシア帝国時代の帝国意識というものがある。つまり、石油、シベリア、社会主義、帝国という4つの呪いを捨ててしまえば、ロシアはそれなりに豊かなヨーロッパの国というふうに落着くと思うんです。

しかし、それではつまらないじゃないか、と。そういうことも考えつつも、やはりロシアはシベリアを持つし、石油を持つし、極東を持つ、と。それを抱え込んでいくからこそロシアなんであると。これがプーチンのユーラシア主義の根本にあると思います。無理であろうと、困難であろうと、それをせざるを得ない。それは彼が持っている国家観、もしくは国家主義観に関わる問題だと思います。この点については、それほどロシアの人たちは理解しているように思えないのですが。

プーチンの父親の滅私奉公的な生き方の背景には、父親の父親、つまりプーチンの祖父の影響があったかもしれない。祖父のスピリドンは、一八七九年、モスクワの北のトウェリ州の農民の家に生まれた。一五歳の時に、当時のロシアの帝国の首都ペテルブルグへ移り、料理学校で学んだ。ペテルブルグのレストランで働きながら、次第に頭角を現し、優秀な料理人として評判を呼ぶようになる。・・・

石郷岡建氏の本から

で、シベリア・極東に関して言いますが、現状ではアジア、特に中国の経済圏と付き合っていくという場合に、対等な関係はあり得ない、と思います。たとえば、人口、労働力に関して言えば、圧倒的な差があるわけです。労働力のいっぱいある産業地域と、ほとんど資源以外に人口がないシベリア極東地域に、どのような平等な関係があるかと思うと、私は非常に疑問ですし、やはり豪州的な関係しかないのではないかと思います。たとえば極東地域の産業を発展させるという場合でも、圧倒的に労働力が足りない。ビジネス関係者から見れば、その地域へ産業投資するということは、僕はありえないと思う。にも関らずプーチンは、コスト計算を抜きにして、つまり儲かるか儲からないかを別にして、あの地域を発展させないと、シベリア・極東という地域はロシアという概念から落っこちていくと考えて、シベリア・極東開発を進めている。 

―米国、日本、中国というファクターを考慮に入れたとき、ロシアのアジア戦略はどのようなものであるべきだとお考えでしょうか。

   - まず第一に、中国の脅威はあるかどうかということですけども、それは分からないんです、いまのところ。しかし、経済的には、中国の経済力はここ10年か20年で米国を抜くという予測があって、その予測に近い形でものごとは進んでいる。つまり、ひょっとすると中国は世界最大の経済国になるかも知れない。最大の経済国になったとたんに、世界の状況は一変するだろう。これが脅威であると考えるか考えないかはその人によって違うでしょう。

しかし、それはロシアにとっては脅威である、間違いなく脅威であると、私は思っています。だが、それを脅威と思っていない人はモスクワにはすごく多い。先ほどの話に戻ってくるんですが、プーチンは、脅威であると考えています。

ただ、プーチンの性格にもっとも大きな影響を与えたのは、母親のマリヤだったかもしれない。・・・ マリヤは敬虔なキリスト教(ロシア正教)の信者だった。・・・ソ連崩壊前の社会主義時代には公にはできなかった話だが、キリスト教信者の母親から、何らかの宗教的な教示を受けたことは想像に難しくない。

石郷岡建氏の本から

日本について言うと、日本は、脅威だ脅威だといって叫ぶ割には、何もしない。本来的には島国なので、離れているので、それほど脅威という感じはないし、これまで中国が日本に攻めてきたこともないわけで、そういう意味では、安全保障的な脅威はあまり感じていなくて、問題は経済的な問題で、あまり大きな経済的な圧力をかけられると困るなというところです。ですが、日本は米国との関係があって、まあ米国とくっついておけばいいんじゃないかという考え方が、大多数です。

私はそれとはまったくちがう考え方をしています。どういう考え方かというと、明らかに、米国の時代は終わる、と。これが私の考え方です。そのことについて、プーチンと私は一緒だと思う。

これは地政学的な世界観の話なんですけど、「世界システム論」という論があります。覇権国、リーディングカントリー(以下LC)というのは、必ず出てくるわけですが、その生命というのはおよそ100年で、100年たつと、次のLCが出てきます。このLCが支配している時代が終わりを告げると、そのLCに正統性があるかどうかという問題が必ず出てくる。イラク戦争以後、米国は正統性について非常に大きな問題を突きつけられており、いま米国がきちんと覇権国の位置についていると信じる人は少なくなっているのではないか。その次に来るのは多極化世界で、それはもう見え始めている。そして多極化世界の最後に見えてくるのは、次の覇権国と既存の覇権国の戦いです。これが「世界システム論」です。さて、それが合っているかどうかは別として、プーチンの論文を読む限り、プーチンはこの「世界システム論」的な、地政学的な論理で問題を展開していると思うんです。

プーチン自身の言葉によれば、中庭の”ならず者”だった。そして、学校のルールにもあまり従わない、聞き分けのない乱暴な子供だった。

石郷岡建氏の本から

つまり、米国は太平洋地域、アジア地域から退がっていく。残されるのは日本とロシアである。日本とロシアが残された場合に、ロシアは中国とけんかしたり戦争することは出来ない。同様に、日本も中国とけんかすることは出来ないし、するつもりもない。両国は同じような立場にあるのです。もしも中国が大きな覇権国に向かって進むようならば、それはやはりちゃんとしたルールに基づいて大きくなってほしい、LCになってほしい。そのために、日本とロシアは、中国とけんかをするんではなくて、その脅威を和らげるために、軟着陸=ソフトランディングさせるために、協力しなくてはならない。それだけの問題なんです。もしかすると、中国は、LCにならないかもしれない。このままいくと、中国に内在する、中国内部にある問題で、内乱が起こるかもしれない。内乱が起きた時に困るのは、やはり日本、朝鮮半島、ロシアであって、米国ではない。その点において、日本とロシアの利害関係は一致している。

で、この話を日本ですると、「米国が1位から落ちるはずがない」という意見がほとんです。しかし、私はそうではないと思うのです。明らかに米国の力は落ちている。それに、プーチンが「ユーラシア主義」を唱える一方で、米国は「環太平洋主義」といって、アジアという言葉を出していないですよね。つまり、アジアにそれほどコミットする気がないのではないか。最近の出来事でいうと、APECウラジオストク、また今回のバリのとき、両方とも米国の大統領は出席しなかったわけです。明らかに、米国は、アジアに対し、きちっとした関与はできなくなっている。これが中国の地位を必要以上に「脅威」と映らせているわけです。それについてどうするかとう問題であって、その件については、モスクワの知識人は非常に認識が弱いと考えています。

―新刊では、ドミートリイ・メドヴェージェフが大統領当時、南クリル諸島を訪問したことについて、まるまる一章が割かれています。この訪問は日本側の激しい反応を呼びました。それは何故だったでしょう。また、領土問題はどうしたら解決できるとお考えですか。

   - 領土問題が速やかに解決するということは、近い将来、考えられない事ですね。で、領土問題は、日本では、いくつの島を返すか、2島なのか3島なのか4島なのか、そういう数字のことを言っていますけど、そういう問題ではないと私は思います。ロシアにとっては、「日本はどれほど重要か」という問題であって、重要でなければ島を返す必要は全く無いと思いますし、ロシア国民の大半が「返す必要はない」と思っているわけです。日本側の何らかの譲歩、ないし何らかの利害がないと、物事は動きません。

メドヴェージェフとプーチンの関係でいうと、メドヴェージェフは日本にあまり関心をもっていないし、あまりその価値を認めていない。明らかに、彼は、米国を中心とする欧米を考えていて、そちらの方が重要であるという立場です。私からすれば、「欧州や米国のように、落日、つまりサンセット=陽が落ちている国に、何でそんなに力を入れるのか?」という感じがしますが、メドヴェージェフはアジアにあまり興味がない。それから中国についても、一生懸命「パートナーシップ」とか言ってますけども、見ている限り、中国に関してはっきりした意識はないと思う。それに対して、プーチンは、圧倒的に、アジア、日本のことを分かってるという感じがします。

プーチンの黒帯は見せ掛けではないかと疑う人がいるが、プーチンの柔道歴は半端ではない。

石郷岡建氏の本から

メドヴェージェフが島に行ったこと(国後訪問の際になぜ日本側が激しく抗議したのかという点)については色々あると思いますが、私は、メドヴェージェフがその行ったことについてちゃんと説明しないということが、一番大きな原因だと思います。私の理解では、当時のロシア外務省も日本大使館も、びっくりしたという状況であり、ある意味ではメドヴェージェフのスタンドプレーであったと。メドヴェージェフとしては、自分の国だからどこ行ってもかまわないじゃないかということがあるかもしれませんが、それはやっぱり日本の国民感情に反するわけで、それによって何らかのメリットがあったというならば行っても良かったかもしれませんが、行ったことによるメリットは無かったと、私は思っています。その意味では、メドヴェージェフにとっても、外交として成功したとは言えないと感じます。でメドヴェージェフは、最初の訪問については若干日本との交渉のことを考えていた様子があるんですが、二回目の訪問のあとの発言を見ると、もう1cmたりとも領土は返さないという立場を出したので、もう話合わない、ということですよね。逆にプーチンは今でも「引き分け」ということを言っているので、話し合う用意はあると。問題は、何島で話をまとめるのか、どういうふうにすれば面子が保てるかということではなくて、これはロシアに対しても日本に対しても言っていますけれど、問題は、日本とロシアの間に共通の戦略利害がない限りこの問題は解決しない、ということです。見渡したところ共通利害は「対中国の共同戦線」しかあり得ません。しかし、今のところ日本はそれほど中国を脅威と感じていないし、ロシアも感じていないようなので、この問題で共通利害が発生することはない。共通利害が一致しない限り領土問題は解決しない。ただし、将来的にどうかということになれば、もし中国が覇権主義的な大国主義を主張してくれば、沿海州やアムール州は危なくなるわけで、そういうことを考えれば、ロシアと日本が結ぶことは簡単であると私は考えます。






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