自宅に疑似VPNサーバーを設置

ステッィク型PCで疑似VPNサーバー構築
中国で生活しているとネット検閲があるため、そのままではyoutube, FB, twitter, FC2ブログ, googleなどを閲覧することができない。中国政府はこれらのサイトやサービスは米国のCIA筋に利用されていると見て、中国国内では使用させない方針なのだ。
ところが困ったことに、この『文殊菩薩』もFC2サーバーを使用しているので、そのままでは中国国内で閲覧することができない。
では中国でどうしているかというと、VPNという仕組みを利用して迂回経路を通じて間接的にこれらのサイトを見ているのだ。そのため、これまでは中国向けのVPNサービスを提供している会社に1カ月1000円前後の料金を支払ってサイトを見ている状況だった。
ところがこのVPNサービスを実際に使ってみると、しばしば接続が切れて通信速度も遅いことがわかった。そこで今回は日本の実家に帰った機会を利用して、VPN料金を節約するためにも実家にVPNサーバーを自作で設置することにした。
サーバーとして使用するのはスティック型PCである。スティック型PCは消費電力が少ないため、1日中稼働しっぱなしにしていても電気料金を1年で3000円程度に抑えられるのだ。
私が手に入れたのはスティク型PCのDiginnos Stick DG- STK2Fという機種で、これを特価で実質1万円を切る値段で手に入れることができた。この機種は冷却ファンが付いているので、夏場でも熱暴走しにくいという利点がある。
あとはこれにVPNソフトなどをインストールして、自宅にVPNサーバーを構築すればよい。私の場合にはTeamviewerという遠隔操作ソフトを使用するので、厳密にはVPNとは異なるが同じような機能を果たしてくれる。これで中国からも日本のネット環境を見ることができ料金も抑えられるはずなので、中国に帰ってさっそく実験してみようと思う。
野崎晃市(42)