ブレジンスキーからキッシンジャーへ

キッシンジャーと習近平
ブレジンスキーとキッシンジャーは共にユダヤ系の外交専門家として有名だが、オバマ大統領の外交顧問として影響力を振るったブレジンスキーに代わって、トランプ外交のご意見番としてキッシンジャーが動き始めたようだ。
ブレジンスキーはカーター政権時代にアフガン紛争でアルカイーダを養成し、FEMAを創設して人々を奴隷化し虐殺する計画を立てるなど破壊や虐殺を得意とする。オバマ政権下でのISISによる中東の混乱は、ブレジンスキーがカーター政権時代にアフガンで行ったことの二番煎じに過ぎない。
一方でキッシンジャーは破壊工作や戦争もするが、同時に米中国交回復やベトナム戦争終結など和平交渉もできる人間だ。ブレジンスキー流の破壊工作は子供の火遊びのごとくレベルの低い人間でもできるが、和平交渉は対立する両者を包み込む視点を持つ必要があるので破壊工作の何倍も難しい仕事だ。
そのためトランプは習近平との会談を準備するため、老齢のキッシンジャーに頼んで北京と交渉させている。板垣英憲氏によれば、キッシンジャーはトランプと金正恩の会談あるいは北朝鮮と米国の国交回復準備に動いているという。
トランプと安倍首相の会談の裏にもキッシンジャーが動いたそうだが、どうやら安倍首相はトランプに米国製空母購入とトランプ・カジノランド建設を約束させられたようだ。
ブレジンスキーとキッシンジャーは共にイスラエルと関係の深いシンクタンクであるCSISの顧問役でもあるが、悪名高いCSISのジャパン・ハンドラーズ達はレベルが低いのでブレジンスキーと同様に破壊工作しかできない。
今はキッシンジャーがジャパン・ハンドラーズを抑えているようだが、彼はすでに93歳の高齢でいつ倒れてもおかしくない。CSISの中にキッシンジャーのような和平交渉を行える人材が育っていないことは、日本にとっても大きな問題である。
野崎晃市(42)