ティラーソン国務長官が朝鮮戦争に待った!

ティラーソンと中国王毅外相
トランプ政権のティラーソン国務長官が日本・韓国・中国を訪問して、一触即発の状況にある朝鮮半島問題について各国と調整に当たっている。
昨日の16日は安倍首相や岸田外務大臣と会談し、朝鮮問題の解決に「あらゆる選択肢」「新しいアプローチ」を取る必要があると発言した。
また本日の17日には韓国を訪れて自らヘリコプターで南北軍事境界線の38度線を訪れた。ティラーソンは北朝鮮の兵士たちがすぐ傍に近づける位置にまで踏み込んだという。
さらにティラーソンは明日18日から中国を訪れて北朝鮮問題について話し合う予定で、中国外交部の報道官は「朝鮮半島の緊張を和らげるために話し合いに来る」と発表している。また中国では韓国のTHAAD配備の問題も話題に上がると見られている。
ティラーソンはキッシンジャーの推薦でトランプ政権に入った人物で、今回のアジア歴訪もキッシンジャーの意向を受けて米ネオコンと北朝鮮が暴走して衝突しないように待ったをかけに来たのではなかろうか。
キューバ危機でケネディがトルコからのミサイル撤去を決断したことで核戦争の危機を回避したように、第二次朝鮮戦争勃発の危機を回避するため、ティラーソンは韓国でのTHAAD配備中止を中国から求められるかもしれない。
野崎晃市(42)