北朝鮮が残留日本人問題の解決を呼びかけ

宋日昊(ソン・イルホ)日朝国交正常化交渉担当大使
北朝鮮が複数の日本メディアや記者団に向けて、第二次世界大戦後の混乱で朝鮮に残留した日本人の取材を許可した。
戦後の混乱で両親と生き別れたり朝鮮人と結婚したなどの理由で、北朝鮮に残留せざるを得なかった日本人は千人以上いるという。
日本のメディアの取材に対し、既に高齢の残留日本人たちは墓参りのためなどに故郷への一時帰国を希望していると話した。
また宋日昊(ソン・イルホ)日朝国交正常化交渉担当大使は、残留日本人問題の解決に取り組む姿勢を示した。
北朝鮮によるミサイル発射などで地域の緊張が高まっていたが、日本との関係改善へのきっかけをつかみたいという北朝鮮の思惑が見て取れる。
野崎晃市(42)