安倍晋三と長州藩人脈

萩の城下町の川にかかる橋の上で
『放知技』では飯山翁が安倍晋三のルーツとして、長州藩出身の首相たちとの関係を明らかにする連載をしている(記 事)。
長州藩出身の首相の一人として田中義一が挙げられていたが、ちょうど私は去年に故郷に帰った折に田中義一の旧宅を萩に訪れているのだ。
私の故郷の島根県益田市には萩・石見空港があり、車で1時間ほど海岸沿いに走れば萩市に到着する。
ちょうど萩ではハッサク祭りが開催されており、ハッサク食べ放題を目当てに行った会場が田中義一の旧宅だった。
田中義一旧宅のすぐ後ろには川があり、家のすぐ裏から船で海に出る事が出来るようになっている。
萩市は船で荷物や人の移動ができるよう運河や川が巡らされており、密貿易が盛んだったことを伺わせる町の作りだ。
さらに、飯山翁によれば安倍首相がプーチンを接待した隣町の長門にも、安倍首相の出自の秘密が隠されているという。
萩の隣の長門も私の故郷の益田市と関係の深い場所で、この周辺を治めていたのが柿本人麻呂の子孫を自称する益田氏だ。
益田氏は毛利氏の家来で元は益田市周辺の豪族だったが、関ヶ原以後に領地を削られた毛利氏に従って萩の隣に位置する須佐に移動し長州藩の永代家老となった。
益田氏が治めた須佐は名前からわかるようにスサノオと関係が深いし、長門には楊貴妃の墓もあって古来より中国や朝鮮からの渡来人が多い場所だ。
飯山翁の明治維新の真相を探る連載は、鹿島昇や落合莞爾の洞察史観をさらに超えて日本建国の謎まで解き明かしてくれそうだ。
野崎晃市(42)