自殺対策に海外雄飛を

自殺率ワースト20(厚生労働省『自殺対策白書』より)
日本政府が「自殺総合対策大綱」を発表して、先進国で最も高い自殺率を30%以上減少させることを目標として掲げた。
先に政府により発表された自殺対策白書によれば、日本の自殺率は世界でワースト6位で先進国のうち最高となった。
10万人当たりの自殺者数は日本が19.5で、近年は減少傾向にあるとはいえ2016年の自殺者数は2万1897人にのぼるという。
ちなみに中国では1995-1999年には自殺率が23.2と高かったが、2015年には7.8と大幅に減少させることに成功した。
中国での自殺率低下は、農村の女性が都会に出稼ぎに出るようになったことと関係があるとする香港大学の分析がある。
閉鎖的な農村における絶望的な生活から自殺に走っていた女性が、都会に出て生きがいを見つけられるようになったというのだ。
されば日本の自殺を減らすためには、まずは向精神剤などに頼らずに絶食と乳酸菌でうつを治し心の健康を取り戻すこと。
環境が絶望的な場合は、海外留学や海外に雄飛することで環境を変えて生きがいを見つけることが対策になるのではないか。
野崎晃市(43)