国連主導の極東大開発計画:図們江地域開発

長吉図開発開放先導区
図們江は中国・北朝鮮・ロシアの国境に位置するデルタ地帯で、国連機関UNDPのプロジェクトとして大規模な開発が計画されている。
中国・ロシア・北朝鮮が共同で韓国と日本に輸出する港湾都市を造る計画で、将来は香港に匹敵する貿易特区となる見込みだ。
この計画の一部が長吉図(長春・吉林・図們江)開発開放先導区で、習近平が2015年に視察して国家プロジェクトとして認定された。
現在は「一帯一路」にも組み込まれ、2020年を目標にロシアのザルビノ港・北朝鮮の羅津港などへの物流ルートが急ピッチで開発中だ。
この地方の主な農産品は米・トウモロコシ・大豆などで、グルンバによる無農薬で放射能フリーの乳酸菌農業への期待も高まっている。
野崎晃市(43)