中国の空港に顔認証システム導入

顔認証システムで個人を特定
今日は商談のため長春空港から山東省の済南空港に飛んだのだが、長春空港に新しく顔認証システムが導入されていて驚いた。
顔認証システムはパスポートやIDカードのICチップの中にある顔写真データと、実際の乗客の顔を比較して認証を行うシステムだ。
生体認証といえば、これまでは指紋や目の網膜などが利用されていたが、顔認証は鼻口目といったパーツの位置で本人を特定する。
鼻や口や目といった顔のパーツの比例や位置は人によって異なり、成長後は太ったり痩せたりしても基本的には変わらないようだ。
顔認証で偽造パスポートや他人のなりすましを防ぐことができ、長春空港では導入後一か月で三人が偽造パスポートで捕まったという。
日本の一部の空港でも来月から顔認証システムが導入される予定だが、中国のほうがいち早く導入して利用を始めたようだ。
今後は顔認証システムが防犯や人物特定、あるいは携帯電話のロックなど様々な分野に応用される事例が増えるはずだ。
野崎晃市(43)