大連民族大学で倭人の研究

古代倭人の研究拠点となる大連民族大学
本日は遼東半島での倭人の痕跡を探す研究のため、大連民族大学の専門家と打ち合わせを行った。
大連民族大学は少数民族の研究と教育に特化した大学で、我々が古代倭人との関係を推測している卑沙城遺跡のすぐ近くにある大学だ。
そこの専門家によれば、卑沙城は高句麗によって建設されたが唐の李世民の高句麗征伐で滅ぼされたという。
その高句麗征伐から続く流れで、唐は白村江で百済と倭の連合軍と戦っており、当時の倭人との関係も当然に考えられるとのこと。
しかし、我々は倭人と遼東半島はもっと強い繋がりがあったと推測しており、その証拠を探す現地調査を共同で行うことになった。
さっそく来月から、大連の現地に飛んで卑沙山遺跡を中心とした古代倭人の痕跡を求める調査を本格的に始める予定だ。
野崎晃市(43)