充電1分で航続距離800キロの固体電池で電気自動車が変わる

フィスカー社のハイブリッド車カルマ
これまで電気自動車の普及にネックとなってきたのが充電時間の長さで、電池が一旦切れると充電に数時間かかることだった。
ところが、今年に入り続々と充電時間が短縮された電池開発の発表が行われており、電気自動車の普及に拍車をかけそうだ。
このたび、フィスカー社が特許を取得した全個体電池は充電1分で航続距離が800キロという驚異的な性能を誇る。
また、それ以前にも英国マンチェスター大学の研究者が、充電時間8分で航続距離1000キロのグラフェン電池を発表している。
どうやら、各国で充電時間が大幅に短縮された電気自動車用電池の開発が進められており、実用化のめどが立ってきたようなのだ。
フィスカー社は2023年までの量産開始を目指しており、トヨタ自動車が開発中の全個体電池は2020年の量産を目指している。
各国が燃料自動車を規制するとしている2040年ころには、自動運転技術と電気自動車で自動車の大変革が起こっているかもしれない。
野崎晃市(43)