中国の「トイレ革命」はグルンバでゴー

WIFIとATMを併設した新型の公衆トイレ
中国では習近平の号令で「トイレ革命」の嵐が吹き荒れており、毎日のようにニュースで各地の奇麗なトイレが報道されている。
一昔前までは中国のトイレと言えば、扉のない「こんにちはトイレ」や、肥溜めに板を渡しただけの簡易トイレが少なからず存在していた。
大都市ではさすがに水洗トイレが普及していたけれども、公衆トイレの数は少なく、用を足すと料金を請求する有料のトイレもあった。
このたび習近平は公衆トイレの改善を指示しただけでなく、農村に至るまで全ての家庭を水洗トイレにせよと無慈悲な命令を下したのだ。
そこで公衆トイレの増設や改造工事が各地で始まったのだが、周辺の住民から悪臭が気になると改善の要望も多く寄せられている。
そこで注目されているのが小型グルンバを応用した乳酸菌トイレで、悪臭と汚泥の減少が期待できると問い合わせが急増しているのだ。
毛沢東の「文化大革命」や池田〇作の「人間革命」に比べると字面はダサいが、確かに「トイレ革命」は中国が必要としている革命だ。
野崎晃市(43)