北朝鮮の大開発が始まる

北朝鮮開発の新経済地図
韓国の報道によれば、南北首脳会談で文在寅が金正恩に渡したUSBには、三つの工業地帯の建設プランが描かれていたようだ。
一つは、西海岸経済帯で木浦-仁川-開城-海州-新義州-大連のルートを、高速鉄道と道路で中国まで連結する工業地帯である。
すでに、この西海岸経済ベルトの中国と北朝鮮の国境の中枢となる丹東では、自由貿易区建設の噂でマンションが高騰し始めた。
二つ目は、東海岸経済帯で釜山-浦項-雪岳山-元山-羅津-ウラジオストクを結ぶルートで、図們江開発区を含む工業地帯だ。
こちらは、ロシアの天然ガスパイプラインが建設される予定で、ロシアと北朝鮮の国境地帯に橋を建設する作業が準備され始めた。
三つめは、中部経済帯で仁川-江陵-咸興の地域で、半島の中心部にあたり38度線周辺の未開発だった広大な地域が開発される。
さらに日韓トンネルとソウル-博多間の新幹線が開通すれば、日本製品を鉄道でヨーロッパまで運べる新シルクロードが完成する予定だ。
野崎晃市(43)