日露軍事同盟が動き出した

河野克俊統合幕僚長とロシアのショイグ国防相
10月8日、自衛隊の制服組トップである河野克俊統合幕僚長がロシアを訪問し、ロシアのショイグ国防相と会談した。
報道では河野統幕長が北方領土で軍事演習がされなかったことを評価したと伝えられているが、この訪問はもっと重要な意味を持っている。
この会談の主目的は、来年から日本も中露軍事演習に参加するための調整であり、将来的には日露軍事同盟にまで発展させることを見据えたものだ。
また、11月にはシンガポールでのASEAN会議とアルゼンチンのG20サミットで、異例にも連続二回の日露首脳会談が挙行される予定となっている。
先のウラジオストックでの国際フォーラムではプーチンが年内の日露平和条約締結を提案したが、これは両国の周到な計画に基づいたものだ。
自衛隊は今年に入り英国と軍事演習を挙行し、来年には中露と軍事演習を挙行する予定だが、朝鮮半島を含む北東アジア安全保障体制の再編に備えるためだ。
野崎晃市(44)