本当の価格 日記」マドモアゼル・愛 H.24/07/27

■ 本当の価格
「日記」マドモアゼル・愛 2012年07月27日(FRI)
銀行間金利の操作がインチキで人為的なものだった、、という事件がどこまで拡大するかわからないが、これは数年前のリーマンショックなど問題とならないくらいの実は大事件。
なのでどこまで解明されるかどうかは疑問だが、解明の方向は二つ。即座にすべてが暴かれ、調整が行われる方向。もうひとつは、だましだまし行って、わかっている人だけは危険から逃げ出す、、、という形。
おそらく後者の形をとるのだろうが、そうなると金融をささえる存在やそこへの参加者がいなくなるので、いずれはどちらもクラッシュしておしまいとなる。
どう考えても、我々がお世話になってきた金融の世界は崩壊して終わることになる。これはきっとそうなるしかないだろう。
金利操作には、それに関連する金融商品の価格に決定的な影響を与える。しかもそれらには目がくらむようなレバレッジがかけらている。レバレッジとは、通貨取引をしたことのある人などはわかるが、10万円の証拠金があれば、その100倍、すなわち一千万円の取引ができるという怖いものだ。
優秀な会社がバカな経理社員のおかげで、社長、利益の1パーセント程度はリスクのある投資があってもよいのではないでしょうか。バランスの上でも、、、
働くことしか知らないまじめな社長は、そうか、1パーセントで抑えるのだぞ、、、と。
しかし、その1パーセントには、100倍のレバレッジがかけられていた、、、、となると、全財産を失うことになる。
私も非常にまじめで、個人的にも尊敬している方が、こうしたことで会社を失ったのを知っている。
これからたくさん出てくると思う。とくに表面的な頭のよさを疑わない、トップや上層部のいる会社は危ないと思う。彼らに相場や危機管理などできっこないからだ。
お金のある私立大学なども非常に危険な隠し資産がありはしないか。おそらくあるような気がする。
金利は、こうしたあらゆる金融商品の元となるものだから、この世のあらゆるものの、価格決定に大きな影響を与えている。
その金利が人為的に操作されているということは、あらゆる基礎にある商品の価格決定が反故となる時代が近づいていることに、気が付かなくてはいけないだろう。
一般の方はあまり心配もいらない、、、と思われるかもしれないが、保険商品や株式にも影響は出てくる。しかも突然に出てくることだろう。
なので、マスコミはじめ、どこも騒がない。要するに騒げないのだ。影響が大きすぎるから。
ただここで言えることは、あらゆる商品、とくに金融と密接に関係のある商品の価格決定は、この数年、おそらく半年から1年の間に再決定されるよな大混乱が起こる可能性が高い。もう少し先かもしれないが、油断しない方がいい。
石油、貴金属、株式などは、価格再評価によって、とんでもない金額に上昇する可能性を持つ。しかし、目先はかなり反対の動きをするかもしれず、相場として進めているのではないので、間違わないようにしてください。
ただ、商品全般の再価格決定が近づいていることは確かであり、一言で言うとインフレ、となるが、もう少し複雑な動きとなるでしょう。
インチキ操作によって抑えられていた商品価格と、そうでないものとにわかれる。
その時に、何が価値があり、何に価値がないかの判断はちょっと考えれば簡単なのだが、金融的頭の人にはこれは理解できないかもしれない。
しかし、命に直結するもの、、、本物のもの、、、本当に意味や価値があるものは、おそろしい上昇が近づいている。
こうした動きについては、また、大事な場面がやってきたら、たまにですが書いてみたいと思います。
さて、しかし、それにしても一番価値があるものとは何でしょうか。その順番が逆転し、お金が後ろの方にくる、、、そしてそのお金でこれまで苦労させられていた人が、大事にしていたもの、、、それが前にやってくるでしょう。
やすらぎ、命、つながり、、、、こうしたものを奪いつつお金はその存在を誇示してきたことがわかれば、これからの時代の生き方がわかります。
しかもそれはもう言葉の上でのきれいごとではなく、金利操作のインチキが暴かれるということは、本当にそうなるということなのです。