香港株価は回復基調

国家安全保護法により回復に転じた香港株式市場
6月30日より香港国家安全保護法が施行され、日本では香港は終わったなどと報道されているが、香港株式市場は回復しつつある。
去年より続いていた香港の民主化デモは、新型コロナ蔓延により下火となっていたが、国家安全保護法によりとどめを刺された。
また、トランプ大統領が香港優遇措置撤廃を決めたことから、香港の先行きに不安を感じ、海外移住増加を予測する向きもある。
しかし、民主化デモによる混乱で低迷してきた香港株式市場は、国家安全保護法の制定と共に、はっきり回復基調に転じている。
自由で民主的だった香港を、中国政府が首を締めたという見方は一面的であり、市場は治安回復による経済再開を歓迎している。
野崎晃市(45)