米軍による深刻な海洋汚染

米軍の海洋汚染を暴いた『Poisoning the Pacific』
英国の記者であるジョン・ミッチェルは、新刊『Poisoning the Pacific』の中で、米軍による海洋汚染を暴いている。
この書の中では、1.2万ページに及ぶ政府の公式文書、および退役軍人や現地住民への取材から証拠が提示されている。
ジョン・ミッチェル記者は、この新刊を執筆するための取材途中に、たびたび米軍からの妨害や脅迫を受けたという。
ベトナム戦争などで使用された、枯葉剤やマスタードガスなどが、米軍基地のある沖縄やグアム周辺海域に大量投棄された。
さらに、米軍の核実験場となったマーシャル諸島では、ネバダ州から運ばれた放射性廃棄物により深刻に汚染されている。
最近でも、横田基地から流出したとみられる有機フッ素化合物が、東京都府中市や国分寺市の水道から検出されているようだ。
野崎晃市(46)